67年越しの因縁!Jリーグ
第三試合場のJリーグは、1958年のインターハイ男子団体優勝校で今年も魁星旗・東北大会・光陵杯を制した秋田商(秋田)、2016年に洛陽工業と伏見工業が統合して生まれ今回が初出場となる京都工学院(京都)、そして寮制の全国区スポーツ校・佐久長聖(長野)の3校。総当たりで各校2試合を戦い、決勝トーナメントに進めるのは1校のみ。突破すればIリーグの勝者と当たり、そこには67年前に秋田商を破った小牛田農林が待っている。
この組の3校
- 京都工学院京都府男子団体
- 秋田商秋田県男子団体男子個人男子個人: 小野 翔選手(3年)、三浦 歩選手(3年)
- 佐久長聖長野県男子団体女子団体男子個人男子個人: 成澤 輝空選手(1年)
突破した1校は決勝トーナメント1回戦でIリーグの勝者(育英(兵庫)、奈良大附属(奈良)、小牛田農林(宮城))と対戦します。
みどころ
3校総当たり・突破は1校
予選リーグは3校による総当たりで、各校が2試合を戦う。団体戦は先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の5人制で、勝者数、並んだ場合は取得本数で優劣を決する。前回大会の速報でも「3(6)-1(2)」のように勝者数と本数が併記された。決勝トーナメントに進めるのは各リーグ1校だけで、2試合のうち1つでも取りこぼせば夏が終わる。Let's Kendoによれば秋田商はリーグ初戦で京都工学院、2戦目に佐久長聖と対戦する。
1958年の王者・秋田商
秋田市立の秋田商業高等学校は、1958年の第5回インターハイ男子団体を制した優勝校である。開催地は地元・秋田だった。その前の第1回(1954年)と翌第6回(1959年)はいずれも準優勝、直近では2021年の第68回でも準優勝しており、男子団体の決勝に4度立った学校だ。男子個人でも1993年に山田薫が優勝、2012年に加藤峻一郎が準優勝している。1920年開校、商業科のみの単科校で、校訓は「感謝・勤勉・鍛練」。
67年前の決勝相手がIリーグにいる
秋田商が1959年の第6回インターハイ(熊本)の決勝で敗れた相手が、宮城の小牛田農林である。その小牛田農林は今大会、隣のIリーグにいる。組合せ上、IリーグとJリーグの勝者は決勝トーナメント1回戦で顔を合わせる。つまり両校がそれぞれのリーグを突破すれば、67年の時を越えてあの決勝の顔合わせが再現されることになる。秋田商にとっては連覇を阻まれた相手であり、リーグを勝ち抜く動機としてこれ以上のものはない。
今年の秋田商は三冠状態で乗り込む
Let's Kendoのみどころによれば、秋田商は今季すでに魁星旗争奪全国高校剣道大会と東北大会を制している。さらに2026年4月の第15回光陵杯争奪全国選抜剣道大会でも男子団体で優勝し、決勝では五所川原第一を1-0で下した。チームは大将・小野翔選手(3年・三段)を軸に、東北大会個人2位の三浦歩選手(3年・三段)が支える構図。この2人は秋田県の男子個人2枠にもそろって名を連ねている。
初出場・京都工学院は『スクール☆ウォーズ』の後継校
京都市立京都工学院高等学校は2016年4月開学。京都市立洛陽工業高等学校と京都市立伏見工業高等学校の全日制が統合して生まれた、まだ10年の新しい市立工業高校である。校名の一般公募では「伏見工業」が最多だったという逸話も残る。その伏見工業ラグビー部の系譜はいまも京都工学院ラグビー部が継ぎ、ドラマ『スクール☆ウォーズ』のモデルとなったチームだ。剣道は今回がインターハイ初出場となる。
寮で鍛える佐久長聖、個人は1年生
長野県佐久市の私立・佐久長聖高等学校は1964年に佐久高等学校として開校し、1995年に県内初の中高一貫教育を始めて現校名となった。全国私立寮制学校協議会の加盟校で、生徒の約半数が寮生活を送る。1991年から掲げるスローガンは「東大・京大・甲子園」。剣道部は2025年1月の全国選抜長野県予選で男子団体3年連続7回目の優勝を果たしている。今大会は男子団体・女子団体・男子個人に出場し、男子個人は1年生の成澤輝空選手(二段)だ。
実況中継「67年越しの因縁!Jリーグ」
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
剣持 翔
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
咲間 ひかり
咲間 ひかり
咲間 ひかり
咲間 ひかり
堂島 厳
剣持 翔
出場校・選手へのエール
秋田商、京都工学院、佐久長聖——Jリーグの三校に。小野翔選手と三浦歩選手が磨いてきた東北の剣。初出場という白紙の一枚を持って全国の床に立つ京都工学院。寮の朝稽古を重ねてきた佐久長聖と、一年生で奈良に挑む成澤輝空選手。歩んできた道はまるで違うのに、いま同じ試合場に立ちます。総当たりで二校が初日に姿を消す、それがリーグ戦の残酷さですが、初めて全国の空気を吸うことも、古い記憶を背負って戻ってくることも、どちらも等しく尊い挑戦です。結果の前に、その挑戦そのものへ敬意を。
名前の出ていない選手・部員へ
秋田商で鍛練を積みながらメンバーに届かなかった部員、京都工学院で学校再編のあとに一から部を築き初めての全国を支えた仲間、佐久長聖の寮で朝も夜も稽古相手を務めた寮生たち。五人の枠に入れるのは五人だけで、その背中を押した人の名は番付に載りません。それでも、打たせ役を引き受けた者、記録を取った者、防具を干した者がいなければ、この三校は奈良の床に立てませんでした。名前の出ないあなたに、まず拍手を送ります。
学校概要
京都工学院
- 正式名称
- 京都市立京都工学院高等学校
- 読み
- きょうとこうがくいん
- 設置区分
- 京都市立(男女共学)。学区は京都府全域
- 所在地
- 京都府京都市伏見区深草西出山町23
- 沿革
- 2016年(平成28年)4月8日開学。京都市立洛陽工業高等学校と京都市立伏見工業高等学校の全日制の統合により、立命館中学校・高等学校が移転した跡地に開校した。2018年4月に全学年がそろい完成年度を迎えた。校名の一般公募では725件の応募があり「伏見工業」が最多だった。
- 学科
- プロジェクト工学科(工業科/ものづくり分野系統・まちづくり分野系統)、フロンティア理数科(進学型専門学科)
- 剣道部
- 京都府予選を勝ち抜き2026年インターハイに男子団体で出場。Let's Kendoの組合せ記事によれば、学校再編で現在の名になった同校はインターハイ初出場。なお同校ラグビー部は前身の伏見工業時代から全国屈指の強豪で、ドラマ『スクール☆ウォーズ』のモデルとなったチームである。
- 備考
- 剣道部の沿革・部員数・過去戦績は公開情報では確認できなかった
秋田商
- 正式名称
- 秋田市立秋田商業高等学校
- 読み
- あきたしょうぎょう
- 設置区分
- 秋田市立(男女共学)
- 所在地
- 秋田県秋田市新屋勝平台1番1号
- 沿革
- 1919年(大正8年)7月、秋田市議会が市制30周年記念として秋田市商業学校の設立を議決。1920年(大正9年)に設置認可を受け、同年4月25日に開校した。1961年に現校名へ改称。秋田で最も古い歴史を持つ商業高校である。
- 校訓・理念
- 校訓「感謝・勤勉・鍛練」。大正9年4月に黒沼義介初代校長が制定した『校訓三綱領』の精神を継ぎ、創立80周年を機に平成14年4月に現在の形で制定された。
- 学科
- 商業科(会計コース・流通経済コース・情報コース)。令和8年4月1日現在の在籍数は622名
- 剣道部
- インターハイ男子団体で1958年(第5回・秋田)優勝、1954年(第1回・栃木)準優勝、1959年(第6回・熊本)準優勝、2021年(第68回・石川)準優勝。男子個人は1993年に山田薫が優勝、2012年に加藤峻一郎が準優勝。2026年4月の第15回光陵杯争奪全国選抜剣道大会では男子団体優勝(決勝1-0五所川原第一)。今季は魁星旗・東北大会も制している。今大会は大将・小野翔選手と東北個人2位の三浦歩選手が軸。
- 備考
- 通称は「秋商(あきしょう)」。1967年・1968年のインターハイ男子団体連覇は同じ秋田県の秋田高等学校であり、秋田商業とは別の学校
佐久長聖
- 正式名称
- 佐久長聖高等学校
- 読み
- さくちょうせい
- 設置区分
- 私立(男女共学)。学校法人長聖が設置
- 所在地
- 長野県佐久市岩村田951番地
- 沿革
- 1964年(昭和39年)、学校法人佐久学園により佐久高等学校として開校。1995年(平成7年)に佐久長聖中学校を設置して長野県内で初めて中高一貫教育を開始し、佐久長聖高等学校へ改称した。
- 校訓・理念
- 1991年から『東大・京大・甲子園』をスローガンに掲げる。全国私立寮制学校協議会の加盟校で、生徒の約半数が寮(「館」と呼ばれる)で生活する。
- 学科
- 普通科
- 剣道部
- 2025年1月の全国高等学校剣道選抜大会長野県予選会で男子団体3年連続7回目の優勝。学校公式サイトの部活動一覧では、2024年度・2025年度ともに全国選抜と全国高校総体への出場が記録されている。今大会は男子団体・女子団体・男子個人に出場し、男子個人は1年生の成澤輝空選手(二段)。
- 備考
- 駅伝部・スケート部の全国優勝、硬式野球部の甲子園春夏10回出場など、剣道以外でも全国区の運動部を持つ
・全国高校総体剣道大会 公式サイト(大会速報) ↗
・Let's Kendo 【組合せ】8/2〜5 第73回全国高校剣道大会・奈良インターハイ2026 ↗
・Notion 出場校ライブラリ 京都工学院高校剣道部の歴史と活躍まとめ ↗
・Notion 出場校ライブラリ 秋田商高校剣道部の歴史と活躍まとめ ↗
・Notion 出場校ライブラリ 佐久長聖高校剣道部の歴史と活躍まとめ ↗
・Wikipedia 全国高等学校総合体育大会剣道競技大会(歴代成績) ↗
・Wikipedia 秋田市立秋田商業高等学校 ↗
・秋田市立秋田商業高等学校 学校概要 ↗
・秋田市立秋田商業高等学校 部活動 ↗
・Wikipedia 京都市立京都工学院高等学校 ↗
・Wikipedia 佐久長聖中学校・高等学校 ↗
・佐久長聖中学・高等学校 高校のクラブ活動 ↗
・五所川原第一高等学校 剣道部(第15回光陵杯 決勝結果) ↗
・第72回全国高等学校剣道大会(2025広島) 大会速報 ↗
どの事実がどの出典によるか
- リーグ編成(京都工学院・秋田商・佐久長聖)、第三試合場、各校の個人戦出場者、決勝トーナメントでのI対Jの対戦は data/2026/kumiawase.json(公式PDF由来)
- 『魁星旗・東北大会を制した秋田商』『京都工学院は初出場』『秋田商は大将・小野を軸に東北個人二位・三浦が支える』『リーグ初戦で工学院、2戦目に佐久長聖』は Let's Kendo の奈良インターハイ組合せ記事のみどころ欄
- 各校の正式名称・設置区分・所在地・読み・出場区分は Notion『2026インターハイ 剣道 出場校ライブラリ』の校別ページ
- 秋田商のインターハイ男子団体1958年優勝・1954年/1959年/2021年準優勝、男子個人1993年優勝(山田薫)・2012年準優勝(加藤峻一郎)は Wikipedia『全国高等学校総合体育大会剣道競技大会』の歴代成績表(第5回=優勝、第6回=優勝小牛田農林・準優勝秋田商業)
- 秋田商の創立沿革・設置者・学科・所在地はWikipedia、校訓『感謝・勤勉・鍛練』の由来と在籍数622名は同校公式サイトの学校概要ページ
- 秋田商の第15回光陵杯争奪全国選抜剣道大会 男子団体優勝(決勝1-0五所川原第一)は Notion 校別ページ(五所川原第一高校剣道部公式サイトを出典として記載)
- 京都工学院の2016年開学・洛陽工業と伏見工業の統合・学科・所在地・校名公募の経緯・ラグビー部が『スクール☆ウォーズ』のモデルであることはWikipedia
- 佐久長聖の1964年開校・1995年中高一貫化・寮制・スローガンはWikipedia。全国選抜長野県予選3年連続7回目優勝と全国大会出場歴は同校公式サイトの高校クラブ活動ページ
- 校名の読みは Notion 出場校ライブラリの読み方欄。選手名の読みは未確認のため音声では姓のみ読む運用とする
- 団体戦の5人制および勝者数(本数)による判定は、2025年広島大会の公式速報サイトのスコア表記(例: 3(6)-1(2))に基づく
- ※大会前のため、試合の攻防・勝敗・順位は一切記述していない。組合せから読み取れる事実と既報の実績のみ
- ※『67年越しの再戦』は秋田商と小牛田農林が双方それぞれのリーグを突破した場合に成立する可能性の話であり、対戦が確定したものではない
- ※1967年・1968年のインターハイ男子団体2連覇は秋田県立秋田高等学校であり秋田商業ではない。一部の学校紹介記事に混同が見られるため本稿では採用していない
※実況・解説の掛け合いは、上記の事実に基づいて構成したAI演出コンテンツです。大会前のため試合の攻防・勝敗は一切描写していません。読み・表記に誤りがあればご容赦ください。