決勝の顔合わせが初日に!死のKリーグ・女子団体
第三試合場の女子Kリーグは、今大会最大の異常事態。インターハイ女子団体を8回制し2連覇中の中村学園(福岡)と、2019年インターハイ準優勝・全国高等学校剣道選抜大会優勝2回の東奥義塾(青森)が、大会初日の予選リーグで同居した。2019年インターハイ決勝の顔合わせが、決勝ではなく予選リーグで再現される。そこに大阪府予選を勝ち抜いた金光大阪が加わる3校総当たりで、決勝トーナメントに進めるのは1校だけ。
この組の3校
- 中村学園福岡県女子団体女子個人女子個人: 木原 愛由花選手(2年)
- 金光大阪大阪府女子団体
- 東奥義塾青森県女子団体女子個人女子個人: 松名瀬 天絆選手(3年)、宇佐美 華凜選手(2年)
突破した1校は決勝トーナメント1回戦でLリーグの勝者(鈴鹿(三重)、取手第一(茨城)、桐蔭学園(神奈川))と対戦します。
みどころ
3校総当たり・突破は1校だけ
予選リーグは3校による総当たりで、各校が2試合を戦う。団体戦は先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の5人制で、勝った人数、並んだ場合は取得した本数で優劣を決する。前回大会の公式速報でも「3(6)-1(2)」のように勝者数と本数が併記された。決勝トーナメントに進めるのは各リーグ1校のみ。つまりこのKリーグでは、インターハイ8回優勝校か全国選抜2回優勝校の、少なくとも一方が初日で姿を消すことになる。
2019年インターハイ決勝が予選リーグで再現される
2019年の全国高等学校剣道大会女子団体の決勝は、中村学園女(福岡)と東奥義塾(青森)の顔合わせだった。制したのは中村学園女で、東奥義塾は準優勝。その2校が、2026年の奈良では決勝ではなく大会初日の予選リーグで同じ組に入った。さらに2025年3月の第34回全国高等学校剣道選抜大会でも、女子団体の第3位に中村学園女と東奥義塾が並んで名を連ねている。春のベスト4のうち2校が、夏は予選リーグで潰し合う。
インターハイ女子団体8回優勝・中村学園
福岡市城南区の中村学園は、インターハイ女子団体を2016・2017・2018・2019・2021・2022・2024・2025年と8度制した最多優勝級の強豪。2016年から2022年にかけては大会中止となった2020年を挟んで6連覇を達成し、2024・2025年は2連覇中である。玉竜旗も2016年から2023年まで8年連続を含む通算12度優勝し、全国高等学校剣道選抜大会でも2008・2012・2015・2017・2018・2021年に優勝している。今大会の女子個人には木原愛由花選手(2年・二段)が出場する。
この春、校名から「女子」が消えた
中村学園は1960年4月に中村学園女子高等学校として開校し、1992年に中学校を開校した私立の女子校だった。しかし2026年(令和8年)4月、男女共学化にともない校名から「女子」を省き、中村学園中学校・中村学園高等学校に変更された。つまり今回の奈良インターハイは、8度の日本一を刻んだ「中村学園女子」ではなく、共学化して初の夏を迎えた「中村学園」として臨む大会になる。所在地は福岡市城南区鳥飼七丁目、全日制普通科。
1872年創立・青森最古の私学、東奥義塾
青森県弘前市の東奥義塾高等学校は、1872年(明治5年)11月27日に旧弘前藩の藩校を引き継ぐ形で菊池九郎が創立した青森県最古の私学で、プロテスタント系のミッションスクール。校訓は「敬神愛人」。女子剣道部は全国高等学校剣道選抜大会で2016年・2019年に優勝、インターハイでは2019年準優勝、2015・2018・2024年に第3位という全国屈指の実績を持ち、インターハイ16回連続出場を続けている。2025年の第34回全国選抜でも女子団体第3位。今大会は女子個人に松名瀬天絆選手(3年)・宇佐美華凜選手(2年)が出場する。
「初心者大歓迎」を掲げて全国へ、金光大阪
大阪府高槻市の私立・金光大阪高等学校は、1982年に金光第一高等学校として開校し、1999年に現校名へ改称した金光教系の学校。建学の精神は「人はみな神の氏子である」という教えに基づく。剣道部は部員30名(3年5名・2年11名・1年14名)で、「楽しく剣道をしましょう。初心者大歓迎です。」をスローガンに掲げる。令和7年度の全国高等学校剣道大会大阪府予選では男子団体第3位、府の新人大会では女子個人第3位。その部が今年、大阪を制して全国の頂点に立つ2校と同じ組に飛び込む。
実況中継「決勝の顔合わせが初日に!死のKリーグ・女子団体」
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
剣持 翔
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
剣持 翔
堂島 厳
剣持 翔
藤堂 大地
藤堂 大地
藤堂 大地
藤堂 大地
堂島 厳
剣持 翔
出場校・選手へのエール
中村学園、金光大阪、東奥義塾。この3校が初日に同じ組で向き合うことに、理不尽さを感じる人もいるでしょう。共学化して初めての夏を迎える中村学園には木原愛由花選手、青森最古の学び舎から来た東奥義塾には松名瀬天絆選手・宇佐美華凜選手。そして「初心者大歓迎」を掲げる部から大阪を勝ち抜いてきた金光大阪の面々がいます。歩んできた年月も部の色も違う3校が、同じ試合場で竹刀を交える。突破は1校だけですが、ここに立つまでに重ねた稽古は、どの学校の分も等しく本物です。悔いのない二戦を。
名前の出ていない選手・部員へ
中村学園の8度の全国制覇も、東奥義塾のインターハイ16回連続出場も、代表の5人だけで積み上げた記録ではありません。その裏には、選ばれなかった部員が打ち込みの相手に立ち続けた時間があります。金光大阪の30名——3年5人、2年11人、1年14人が「楽しく剣道を」の一言で集まり、初心者も一緒に稽古してきました。番付に名前のない先鋒も、ベンチ外の部員も、マネージャーも、この夏の当事者です。3校の代表は、その全員の手で試合場に押し出されています。
学校概要
中村学園
- 正式名称
- 中村学園高等学校(2026年4月に中村学園女子高等学校から改称)
- 読み
- なかむらがくえん
- 設置区分
- 私立。2026年(令和8年)4月に男女共学化。中村学園中学校を併設
- 所在地
- 福岡県福岡市城南区鳥飼七丁目10番38号
- 沿革
- 1960年4月に中村学園女子高等学校として開校。1992年4月に中村学園女子中学校を開校。2026年(令和8年)4月、男女共学化にともない校名から「女子」を省き、中村学園中学校・中村学園高等学校にそれぞれ変更した。
- 学科
- 全日制普通科
- 剣道部
- 女子剣道部は全国屈指の強豪。インターハイ女子団体を2016・2017・2018・2019・2021・2022・2024・2025年と8度制し、2016年から2022年にかけては大会中止の2020年を挟んで6連覇、2024・2025年は2連覇中。玉竜旗は2005・2007・2012・2013・2016・2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023年に優勝(2016年から2023年まで8年連続)。全国高等学校剣道選抜大会は2008・2012・2015・2017・2018・2021年に優勝し、2025年3月の第34回大会では第3位。令和8年度の福岡県予選を勝ち抜き、女子団体・女子個人(木原愛由花選手・2年・二段)でインターハイ出場。
- 備考
- 2026年3月までの校名は「中村学園女子高等学校」。過去の大会記録では「中村学園女」と表記される。東京都江東区の中村中学校・高等学校とは別の学校
金光大阪
- 正式名称
- 金光大阪高等学校
- 読み
- こんこうおおさか
- 設置区分
- 私立(男女共学)。金光大阪中学校を併設
- 所在地
- 大阪府高槻市東上牧一丁目3番1号
- 沿革
- 1982年4月に金光第一高等学校として開校。1988年4月に大阪金光中学校を開校し、1999年4月に現在の金光大阪中学校・高等学校へ改称した。
- 校訓・理念
- 金光教の「人はみな神の氏子である」という教えに基づき、「すべての人に与えられている個性を生かす教育の場を願う」を建学の精神とする
- 学科
- 普通科(特進Ⅰ・Ⅱコース、進学コース、理系コース、ロジカルスポーツコース、メディカルサイエンスコース)
- 剣道部
- 部員30名(3年5名・2年11名・1年14名)。「楽しく剣道をしましょう。初心者大歓迎です。」をスローガンに剣道場で活動する。主な戦績は令和7年度全国高等学校剣道大会大阪府予選 男子団体第3位、令和7年度大阪府高等学校新人剣道大会 女子個人第3位。令和8年度の大阪府予選を勝ち抜き、女子団体でインターハイに出場する。
- 備考
- 岡山県の金光学園、大阪府の金光藤蔭高等学校とは別の学校
東奥義塾
- 正式名称
- 東奥義塾高等学校
- 読み
- とうおうぎじゅく
- 設置区分
- 私立(男女共学)。プロテスタント系のミッションスクール。2022年に中学校を設立
- 所在地
- 青森県弘前市大字石川字長者森61-1
- 沿革
- 1872年(明治5年)11月27日、菊池九郎が旧弘前藩の藩校を引き継ぐ形で創立した青森県最古の私学。その後、経営難による公立化・県立化を経て1922年に再興された。2022年に中学校を設立。
- 校訓・理念
- 校訓「敬神愛人」(1985年に正式に校訓と定められた)
- 学科
- 全日制普通科(CⅠコース=特別進学、CⅡコース=進学選抜・グローバル系、Bコース=総合)
- 剣道部
- 女子剣道部は全国屈指の強豪で、インターハイ16回連続出場。全国高等学校剣道選抜大会の女子団体で2016年・2019年に優勝。インターハイ女子団体では2019年に準優勝、2015年・2018年・2024年に第3位。2025年3月の第34回全国高等学校剣道選抜大会でも女子団体第3位(女子優秀選手に淡路咲来)。今大会は女子団体と女子個人(松名瀬天絆選手・3年・三段、宇佐美華凜選手・2年・二段)で青森県代表として出場する。
- 備考
- 「東奥(とうおう)」は青森県を含む奥州地方を指す呼称
・全国高校総体剣道大会 公式サイト ↗
・Let's Kendo 【組合せ】8/2〜5 第73回全国高校剣道大会・奈良インターハイ2026 ↗
・Wikipedia 全国高等学校剣道大会(女子団体 歴代成績) ↗
・Wikipedia 中村学園中学校・高等学校 ↗
・Wikipedia 東奥義塾高等学校 ↗
・東奥義塾高等学校 公式サイト ↗
・Wikipedia 金光大阪中学校・高等学校 ↗
・金光大阪高等学校 クラブ活動(剣道部) ↗
・全日本剣道連盟 第34回全国高等学校剣道選抜大会 結果 ↗
・Notion 出場校ライブラリ 中村学園高校剣道部の歴史と活躍まとめ ↗
・Notion 出場校ライブラリ 金光大阪高校剣道部の歴史と活躍まとめ ↗
・Notion 出場校ライブラリ 東奥義塾高校剣道部の歴史と活躍まとめ ↗
・第72回全国高等学校剣道大会(2025広島) 大会速報 ↗
どの事実がどの出典によるか
- リーグ編成(中村学園・金光大阪・東奥義塾)、第三試合場、各校の個人戦出場者、決勝トーナメントでのK対Lの対戦は data/2026/league_briefs.json および data/2026/kumiawase.json(公式PDF由来)
- 各校の正式名称・設置区分・所在地・読み・出場区分は Notion『2026インターハイ 剣道 出場校ライブラリ』の校別ページ
- 中村学園のインターハイ女子団体8回優勝(2016・2017・2018・2019・2021・2022・2024・2025年)および2019年決勝が対東奥義塾だったことは Wikipedia『全国高等学校剣道大会』の女子団体歴代成績表
- 中村学園の玉竜旗12回優勝・全国選抜6回優勝・創立沿革、および2026年4月の男女共学化と校名変更(中村学園女子→中村学園)は Wikipedia『中村学園中学校・高等学校』。原文は「2026年(令和8年)4月 - 男女共学化に伴い、校名を旧校名から「女子」を省いた中村学園中学校・中村学園高等学校にそれぞれ変更。」
- 2025年3月・第34回全国高等学校剣道選抜大会の女子団体第3位が中村学園女と東奥義塾であることは全日本剣道連盟の大会結果ページ
- 東奥義塾の創立年(1872年)・創立者・ミッションスクールであること・校訓『敬神愛人』・コース構成はWikipediaおよび同校公式サイト。全国選抜女子団体2016年・2019年優勝はWikipedia、インターハイでの準優勝・3位はWikipedia『全国高等学校剣道大会』の歴代成績表、16年連続出場は Notion 校別ページ
- 金光大阪の開校年・改称・建学の精神・コース構成はWikipediaおよび同校公式サイト。剣道部の部員数・スローガン・令和7年度の府予選男子団体3位と新人大会女子個人3位は同校部活動ページ
- 団体戦の5人制および勝者数(本数)による判定は、2025年広島大会の公式速報サイトのスコア表記(例: 3(6)-1(2))に基づく
- 校名の読みは Notion 出場校ライブラリの読み方欄。選手名の読みは未確認のためふりがなを付していない
- ※大会前のため、試合の攻防・勝敗・順位は一切記述していない。組合せから読み取れる事実と既報の実績のみ
- ※『どちらかが初日で消える』はリーグを突破できるのが1校のみという規定から導かれる事実であり、特定校の敗退を予測したものではない
※実況・解説の掛け合いは、上記の事実に基づいて構成したAI演出コンテンツです。大会前のため試合の攻防・勝敗は一切描写していません。読み・表記に誤りがあればご容赦ください。